今日は大ばあばと私の診察日。
4時20分にタクシー予約入れてる。
大ばあばクリニックに行くのいやなもんだから、
「今日は、もう行かんとくわ。」
と毎回言う。
私 「大ばあば行かへんかったら、薬出して貰われへんねんで。」
大ばあば 「もう治ってるから、薬いらんて。」
私 「薬飲んでるから、元気でいられるんやで。」
大ばあば、黙って着替え始める。笑
大ばあば 「プー子、おとなしくしときや。すぐ帰ってくるからね。」
プー子、かしこいから、又どこか行くんやとわかっているみたい
で、タクシー来ても、居間から玄関に出てこない。
大ばあば 「プー子、行ってくるで。」
そして今度は私に
「鍵かけた?」
私 「かけた。」
タクシーに乗る。
大ばあば 「鍵かけた?」
私 「かけたよ。」
しばらくして又
大ばあば 「鍵かけたか?」
私 「かけたって。」
タクシーの運転手さん聞いてるやろから、いつもよりトーン落として、やさしく言う。
この問答がクリニックに着くまで続く。笑
病院に着いて、
大ばあば 「空いてるな。」
私 「皆予約してはるから、その時間にならないと来はれへんねん。」
大ばあば 「人少ないな。はよ帰れるな。」
プー子が気になるのか、待つのがいやなのか、いつも早く帰りたがる。
私が先に診察室に入って、又中性脂肪が高いから、薬ちゃんと飲むように言われ、
終わって出てくると、大ばあばいない。
採血してもらってたようだ。
私の次に大ばあばの診察なのに、あとから来た人が先に名前呼ばれて
なかなか大ばあばの名前が呼ばれない。
大ばあば早く帰りたいのに、自分の名前呼ばれないもんだから、
私に
「まだか聞いてみて。」
私 「もうちょっと待っとき。もうすぐ呼ばれるって。」
って言ったものの、一向に呼ばれない。
さすがに私も遅いなと思い、丁度看護師さん出てこられたので、
「まだでしょうか。」
って聞いてみたら、
「採血した結果がもう少しで出ますので、申し訳ないですが、もうちょっと
お待ちください。」
と言う事だった。
まあそれなら仕方ないと思い待って、大ばあば貧血の注射もしてもらい、
1時間位で終わった。
帰りタクシー乗り場に行ったら、前に2人待ってた。
私 「大ばあば、歩いて帰る?」
と半分冗談で言ったら、大ばあば
「歩いて帰ろか。」
私、あわてて
「途中で歩かれへんようになったらあかんから、やっぱりタクシーで帰ろ。」
大ばあば 「大丈夫や、歩ける。」
と自信満々に言うので、久しぶりに歩いて帰ることにした。
夕方で涼しくなって来て、歩くのには丁度いい気候だ。
ゆっくりゆっくり歩いて、途中何度も休憩しながら、がんばって歩いている。
後、家まで200メートルぐらいのところで、さすがに大分疲れてきて、
「はあ、はあ。」
言うようになってきた。
私 「大ばあばすごいな。」
「91歳でこんなに歩けるって。私が91歳になった時、こんなに歩かれへんと思うわ。」
大ばあば少しうれしそう。
「もうちょっとで、家に着くで。頑張れ、頑張れ。」
もう2歳時位の子に応援してる感じ。
普段はほとんど外にでないし、あまり歩かないのに、
よく家まで歩いて帰って来れたなと、感心しきり。
25分位かかったけど、改めて大ばあばのすごさを実感。
帰ったらプー子大喜び!
急いでプー子散歩に連れて行く。
もう6時回ってるやん。
プー子いつもおしっこも、う〇ちも外でしないのに今日に限ってう〇ちして、
どうしたん。
2年ぶり位かな。笑
もう暗くなって急いで帰ってます。